GU×ミハラヤスヒロ
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GU

GUとミハラヤスヒロのコラボが凄かった!パーカー、スニーカーなどすべて素晴らしい!

当サイトでは、できるだけ特定のブランドやデザイナーに偏重しないように、客観的な情報を伝えるように心掛けているのですが、今回ばかりは興奮冷めやらず、業界人というよりも、いち消費者としてはしゃぎ過ぎ(?)ながら記事を書いています。

2021年3月5日にGU×ミハラヤスヒロのコラボ発売

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2021年3月5日にGU×ミハラヤスヒロのコラボが発売になりました。プチプラブランドの代表であるGUと、パリコレなどで有名な日本を代表するハイクラスブランドのミハラヤスヒロがコラボしたのですから、驚いたこと、この上もありません。

このコラボを最初に聞いたときは、信じられない思いでした。GUとミハラヤスヒロとでは、価格帯が1桁異なるのですから、どのようなプロダクトをどのようなプライスで販売するのか、皆目見当がつかなかったのです。

結果、あまりに嬉しくて、ほぼ全型に近いくらいのプロダクトを購入してしまいました。その感想をひとことで言えば、「デザイン面においては、まったく手抜きなく真剣に作られていた」ことです。プロのトップデザイナーですから、当たり前といえば、当たり前かもしれませんが、このプライスで?!と驚かざるをえません。

まさに、「ライオンはウサギを捕えるにも全力を尽くす」という格言の通りです。材質がチープだとか批判をするコメントも目にしましたが、まったくの的外れです。オリジナルラインとすべて同じでないことは皆わかっています。

このプライスでこれだけのプロダクトを作り上げたGUも誉めるべきだと思います。この点に関しては、三原康裕氏の語るコンセプトが物語っています。

三原康弘氏
本コレクションのコンセプトは“Good Inspiration(グッドインスピレーション)”。デザイナーの三原氏は『このコレクションをデザインした2020年の夏は決して世界が明るい状況ではなかった。しかし何故か、私は美術学生だった20代の頃の自分を思い出しました。自分の才能に夢や未来を託し、作品を創造することで不安を乗り切ろうと無我夢中だった日々。私は今、その頃の自分に感謝しています。』と語り、創造力で世界を明るくしたいという想いをコレクションに詰め込みました。

未来を創る若者たちに、Good Inspiration(グッドインスピレーション)があれば明るい未来が開けることを伝えたいとの想いから企画されたものです。聞くところによると今回のコレクションのデザインは、すべて三原康裕氏が一人で手掛けたとのことです。

だからデザインはひとつの手抜きもなく、製造はGUが低価格でも、できる限りコスパを高めるように創り上げたのです。普段はミハラヤスヒロのプロダクトが高くて買えない若者にも手が届くプロダクトになるように!!

最高のコラボコレクションが実現した

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これがGUか?と驚くほど、ミハラヤスヒロらしさが醸し出されたプロダクトが勢ぞろいしています。まず、いちばん人気の「マウンテンパーカ3レイヤーファブリックMY」ですが、ベースはGUで既に発売している「高機能マウンテンパーカ」なのですが、ペイズリー柄にすることで、最新トレンドのプロダクトに仕上げています。

「ビッグスウェットシャツ(長袖)MY」は、えりのついた2枚のスエットを少し縦にずらしながらドッキングしています。「オーバーサイズT(5分袖)(切り替え)MY」では、ありそうで見たことのないTシャツとポロシャツのドッキング。

「シェフジャケットMY」や「ベースボールシャツ(5分袖)MY+E」では、前後のカラーを変えてドッキングしています。そして、靴下まで3足を1つにドッキングしています。ちなみに靴下は、1足490円です。この値段で、ここまでしてくれていいの?とおもわず悲鳴をあげたくなるくらいのデザインです。

あまり人気はないようですが、僕が大好きなのは、「オーバーサイズT(5分袖)コンビネーション MY」です。前がTシャツ、後ろに普通のシャツを合わせたデザインです。さらに後ろのたけを長くしてロゴを入れることで、レイヤードに優れたシャツとなっています。ムービーを見ると、本当にカッコイイです。

そして、ミハラヤスヒロの原点となるシューズ。「オリジナルソールスニーカーMY」「オリジナルソールダービーシューズMY」「オリジナルソールローファーMY +X」は、その名の通り、このプロダクトのためだけにオリジナルソールを作って、これでプライスがわずか3,990円です。

さらに、服もシューズも、全プロダクトにミハラヤスヒロのトレードマークともいえる、ネームタグがプロダクトごとに工夫を凝らして付けられています。

最初は、気に入ったものだけを2~3点選んで買おうと思っていたのですが、店舗に足を運んだり、オンラインを見ているうちに、気が付いたらほぼ全型に近いくらいのプロダクトを購入していました。それでも、価格はオリジナルラインのプロダクト1~2点の値段なので、本当に驚きです。

いくらミハラヤスヒロでもGUだから抵抗がある、GUだから嫌だという人もいるようですが、僕の考えではGUだからこそ面白い、GUだからこそ買ってみたいという感じです。何度も繰り返すようですが、デザインは手抜きなく最高レベルです。

そして、お金を出せばいくらでも材質のよいプロダクトは手に入りますが、それだけでは面白くはありません。何でも、制約がある中でベストを尽くすほうが、面白いものが生まれるものです。その意味で、今回のコレクションは最高に面白かったです。

サステナブルな素材を使ったプロダクト

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今回のGU×ミハラヤスヒロのコラボには、もう1つ別の側面があります。それは、ファッションとサステナビリティの両立を目指したコレクションだという点です。

具体的には、ペットボトルをリサイクルして作られた「REPREVE™(リプリーブ™)」を使用した「オープンカラーシャツ」や「ワイドテーパードトラウザー」のセットアップ、また再生可能な木材を原料とする「LENZING™ECOVERO™(レンチング™エコヴェロ™)」を使用した「ボウリングシャツ」が展開されています。

(※LENZING™、ECOVERO™、レンチング™及びエコヴェロ™はLenzing A Gの商標です。REPREVE™ Unifi, Inc.)

ユニクロとGUでは、サスティナビリティに真剣に向き合っており、リサイクル素材を使った生地を開発してきました。今回のコレクションにも、この生地が生かされているという訳です。

今回のGU×ミハラヤスヒロのコラボが実現した背景には、このGUの『サステナビリティ』への取り組みが、要因の1つであったのだと思われます。

スペシャルムービーも素敵な出来栄えです

公開以来、大好きで毎日見ているスペシャルムービーも本当に素敵な出来栄えです。制作スタッフにはクリエイティブディレクター兼スタイリストとして多岐に活躍する大田由香梨氏が起用されました。

映像監督には有名アーティストのミュージックビデオも手掛ける林響太朗氏を迎え、音楽はサカナクション・江島啓一氏が担当し、オリジナル楽曲を制作したとのことです。

また、撮影は、本コレクションのインスピレーションの源にもなった三原氏の母校である多摩美術大学の図書室やギャラリーで行い、コレクションの世界観を表現しています。

さらに、ルックは若者バージョンとは別に、「大人のスタイリング」バージョンもあり、本コレクションのアイテムを様々な職種の方が着こなすファッションコンテンツも同時に公開されています。このような企画は、GUでは初めての試みだと思います。

もう既に、SOLD OUTになっているプロダクトもあり、購入の参考となるレビューとしてはあまり役立たないと思いますが、どうしても個人的な感想を書きたくて、この記事を掲載しました。

GUとのコラボをきっかけに、メゾンミハラヤスヒロのオリジナルラインの購入を目指す若者がひとりでも多くなることを、心より願っています。

つい熱くなって、一気に語ってしまったのですが、本当に素晴らしいコレクションだったので、ぜひ第2弾を期待しています。

-GU