ブランディングの効果

ブランディングで期待される効果

ファッションブランドに限らず、すべての産業で、ブランドが陳腐化して 崩壊していく傾向があります。ブランドが崩壊していく背景には、市場の 成熟化があげられます。市場が成長しているときは、多くのブランドが 共存する余裕があったのですが、市場が成熟化すると、明確な主張を 持っていないブランドは、消費者から簡単に切り捨てられるからです。 このような状況の中で、ブランディングに成功することは、企業にとって 大きなメリットがもたらされます。

ロングセラー商品となれる

高度成長期以降、多くの企業がマーケティング活動を展開する中から学んだ ことは、良いブランドとは、ベストセラーではなくて、ロングセラーである ということです。一時的に大きく売れることも大切ですが、それ以上に重要 なことは、コンスタントに売れ続けるということです。ブランドが認知され て、評価されることにより、ファン創りができて、ロングセラー商品となれ る可能性が高まります。

より高い売上と利益を実現する

強いブランドの商品は、仮に同じ品質の商品であったとしても、他の商品に比べて より高い値段で売ることができます。これは、ブランドの持つ情報価値が優れて いるからです。ブランド価値は、基本価値、情報価値、周辺価値の3つの価値の 相乗効果で決まりますが、ブランド認知度を高めることにより、ビジネスとして 売上と利益を高めることが可能です。

外部からの攻撃を防御する

ブランド戦略により、ブランド力を高めておくと、追随する競合企業が類似商品 を発売しても、簡単にやられることがなくなります。これは、ブランドの先行 メリットと考えられます。顧客のブランドに対する信頼感が、外部からの攻撃を 防御してくれるのです。

グローバル展開によるメリット

ファッションビジネスは、他の産業に先駆けてグローバル化が図られて きましたが、日本のアパレルショップが本格的な海外展開に乗り出すと いう活動は、まだ始まったばかりです。商品の内容は、各国のニーズに 合わせて多少変えたとしても、同一ブランドで世界を圧巻したら、広告 効率が飛躍的に上昇することは確かです。

企業の資産価値が高まる

強いブランドの商品を持っている企業は、企業としての資産価値が高まります。 このことが、明確に現れるのは、M&Aによる資産査定をしたときです。強い ブランドがあると、のれん代といって、実際の資産価値にプレミアムがつくの です。したがって、M&Aがなくても、強いブランドを持っていると、企業価値 の評価が高くなります。

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