アパレル生産・流通の仕組み

アパレル生産・流通の仕組みを学ぶ

ファッション産業の流通構造は非常に複雑になっています。川上から川中、川下へと流れる主な流れはすでにご説明しましたが、ここではもう少し具体的にアパ レル生産・流通の仕組みについてご紹介しましょう。

テキスタイル分野

繊維の原材料は、植物繊維の綿花、麻、動物繊維の羊毛、繭、それに合繊繊維に分かれますが、そのほとんどを輸入でまかなっています。 これらを糸にする紡績、織物やニットにする製織、そして染色までが テキスタイル分野になります。

アパレル製造分野

ブランドメーカーが、小売店の店頭に並ぶ1年くらい前から、デザイン やパターンを制作します。商品企画に当たっては、流行色やデザイン の傾向分析、過去に売れた商品の分析、消費者ニーズの把握など のマーケティングを行い、そこからマーチャンダイジングへと進めます。マーチャンダイジングが組み上がると、必要なテキスタイルを調 達して、アウトソーシングによる製造へと工程が移っていきます。

アパレル小売分野

欧米では小売店の仕入れは買取が原則ですが、日本の百貨店など では、委託で取引されることが一般的です。また、これとは別に「ハコ」と呼ばれる場所貸しによる販売も行われています。これは、主に デザイナーズブランドなどをショップ・イン・ショップで展開して、百貨店はテナント料を取るという形態です。

つまり、百貨店など従来型の小売店では、自らはまったくリスクを取らないで販売していたことにな ります。これに対して、現在、主流となって成長するアパレルショップ では、完全買取制やSPAにより、自らリスクを取って販売する形態を 取っています。

2019年12月21日  

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